水着の取り扱い、保管方法と寿命。

水着は使わなくても劣化する。

お気に入りの水着は出来る限り長持ちさせたいと言うのは誰しもが思う事です。
ゴールドウインによると、おおよそ80時間以上の使用でポリウレタン繊維の脆化や断裂が始まることがあるそうです。

 

ポリウレタン繊維とは?

ポリウレタン繊維は現在販売されている水着の大半に使われている素材でゴムの様に伸縮性があり、体にフィットさせる事が出来ます。
ですが他の生地から比べると寿命が短く、2~3年が寿命とされていて使用しなくても劣化していきます。

劣化したポリウレタン配合繊維。

写真の右側が通常の状態、左側がポリウレタン繊維が断裂してしまっている状態。
右側は繊維の隙間が無いのに対して左側は隙間が出来ています。
この状態になると伸縮性が無くなり、生地の表面に白い粉の様な物が出たりベタ付いたりします。

 

水着のお手入れ方法と使用上の注意。

  1. 砂やザラザラしたプールサイドでは生地を傷付ける為擦らない様に気を付ける。
  2. 油に弱いのでサンオイルなどは避ける。
  3. 熱に弱い為サウナや温泉、滑り台(摩擦熱)は出来るだけ避ける。
  4. 塩素・海水に弱い為、濡れたまま長時間放置しない。
    特に濡れたまま高温になる車内に放置するのは最悪です。
  5. 洗濯は中性洗剤を使って優しく手洗い。
  6. 洗濯機、脱水機、アイロンの使用は避ける。
  7. 塩素に弱い為漂白剤は使用しない。
  8. 紫外線に弱い為 干す時は陰干し。
  9. 保管する時は高温多湿を避けて風通しの良い場所に保管する。
  10. 折りたたんだ所から生地が伸びたり劣化するので強く折りたたまない。
  11. 変色や劣化につながるので防虫剤などの薬剤を使用しない。
  12. パットやカップは外して別保管する。
    タオルやストッキングを使用して型崩れを防ぐ。

 

上記は各メーカーが発信しているものをまとめたものになります。
普通の方よりは多くの水着を所有持していますが、3年で寿命をむかえている水着は手元にありません。
塩素等の耐薬品性に関してですが、短時間であれば高濃度でも耐える様です。
中にはわざと劣化させるために塩素を入れた窯で煮込んでいる兵を見た事がありますが、退色しても生地が薄くなったりボロボロになったりはしていないようです。
この事から一度温泉で使った、洗濯機を使った程度では特に問題ないと思います。
基本的に熱・油・紫外線・薬品に気を付けて風通しの良い所に保管していれば極端な劣化は起きないと思われます。
劣化しやすいのは、やはり競泳の様に頻繁に伸縮させて使う事や保管環境が悪いことだと思います。

 

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*